ローソク足の4本値で買い時を見極める
ずっとチャートを見ていると、狙ったところまでローソク足がグーンと伸びて、「あーチャンス」と思って売り買いした途端、まるであざ笑うかのようにローソク足が戻っていくこと、ありませんか?
私はよくあります。。。
なぜ?私のこと見ているの??ってそんな暇人はいないので、なぜかと考えると、統計的にローソク足が意図したように伸びたり、収まったりするのは、ある時間足の切り替わる時に多いことがわかってきました。
例えば、1時間足を見ていると50分とかくらいからグーンと伸び出して、次のローソク足になった途端に、逆に行くなど。
そう、新しいローソク足になった時って、逆に行くことが多くないですか?
それも、ローソク足の特徴のようです。
新しくできたローソク足は、前とは反対の動きをしやすい特徴があるようです。
そして、時間帯の最後の伸びは、一応頑張ってみるけど力尽きて終わる、というような動きが、いわゆる「ひげ」です。
下の図を見てください。
ローソク足には、4つの値段が記されています。
このような陽線の場合、最初は始値の位置から始まり、そして反対の動き、つまりマイナス方向へ一度は向かい、そして本来の動き、これがローソク足の本体の部分ですね。
そして、時間の終わりの方では、いったんつけた高値よりも少し下がって終わり、いわゆる終値となります。
チャートを見ると、ほとんどの場合ヒゲがついています。
そのヒゲは、今も言ったように、始め値よりも安い値を一度つけ、終値よりも高い値をつけたからです。
つまり、時間足の最初の方と、終わりの方は、思った方向と逆へ行くことも多いはずです。
だから、その時間帯のローソク足をそのまま信用すると、後で失敗した、と気づくことになるかもしれません。
私は、特に1時間足の終わりの方、つまり50分以降は売り買いはしないようにしています。
なぜなら、本来の動きでないことが多いからです。
それを見て、最初のうちは「騙された」とか思っていました。
でも、それは騙すとか騙されるとかではなく、ローソク足の一生のようなもので、最初は強く反発をして、最後の方は力尽きていく・・というイメージなのだと思います。
そう考えると、ローソク足にも命が宿っているようで、愛おしくなります。